お歳暮を贈る時期は？マナーや予算・喪中期間の対応方法まで徹底解説

お世話になった方へ1年の感謝の気持ちをこめて贈るお歳暮。基本的には勤務先の上司やお取り先の相手が中心ですが、現代では両親や親族、親しい間柄の方にも贈る人が増えています。ここでは、お歳暮の時期が過ぎてしまった場合や、喪中時の対応を始めとするお歳暮のマナーをご説明します。

お歳暮とは？
お歳暮を贈る時期
お歳暮の時期に遅れてしまったら？
贈り相手が喪中のときは？
お歳暮の予算は？
お歳暮におすすめの人気ギフトTOP3
まとめ

お歳暮とは？

お歳暮とは、お世話になった方へ年末に感謝の気持ちをこめて届ける贈り物のこと。お歳暮は「御霊祭（みたままつり）」と呼ばれる、先祖や新年の神様への供え物を分家の者が本家に持ち寄る風習が由来だと言われます。この習慣が転じて、お世話になった親戚や上司、両親に贈り物をするお歳暮となりました。

お歳暮を贈る時期

もともとお歳暮は12月13日〜20日頃までに贈るならわしでした。12月13日はお正月が始まる「正月事始め」です。この日は「鬼宿日（きしゅくにち）」とも呼ばれ、婚礼以外のすべてが吉とされる、お歳暮を贈るにも適日とされます。

なお、お歳暮を贈る時期に明確な決まりはありません。贈り先の地域の慣習にわせて贈りましょう。

◎関東：12月上旬〜12月31日まで（近年は11月末から贈る人も多い）
◎関西：12月13日〜12月31日まで
◎沖縄：12月上旬〜12月25日頃
◎それ以外の地域：12月13日〜12月20日頃

お歳暮の時期に遅れてしまったら？

年末に向けて忙しい時期ですので、お歳暮の準備が遅れて年内に届かないこともあります。その際は、のしの表記を「お年賀」または「寒中御見舞」として贈ると失礼にあたりません。地域によって表書きを合わせましょう。

お年賀（御年賀）で贈る場合

◎関東：1月1日から7日までの松の内
◎関西：1月1日から15日まで松の内

寒中御見舞（寒中御伺）で贈る場合

◎関東：1月8日から2月4日まで
◎関西：1月16日から2月4日まで

お歳暮の手配が遅れた場合でも、2月4日の「立春」に間に合う方は、日頃の感謝をこめてお品物を贈ると先方の喜びもひとしおです。

贈り相手が喪中のときは？

喪中期間であってもお歳暮を贈ることはできます。ただし、相手への配慮としていくつかの注意点を知っておきましょう。

①のし紙（熨斗紙）に気をつける

喪中時には、松の内を過ぎてから「寒中御見舞」または「寒中御伺」として贈るのがマナー。通常ののし紙とは異なり、紅白の蝶結びの水引ではなく、無地のシンプルなかけ紙または短冊が使われます。ビジネス相手には、短冊ではなく正式なかけ紙に包んで贈りましょう。また、祝いごとを連想させる紅白の品物も避けるようにしてください。